「使えない、でも捨てられない」……キッチンの片隅で眠る重箱と大皿の正体
キッチン見渡すと、なんだかモヤモヤすることってない?
食器棚の奥をのぞいてみたら、何年も使っていない重箱とか、親戚にもらった大皿とかがドーンと陣取っていて。
「これ、いつ使うんだっけ……?」
そう思いつつも、お土産だったり結婚記念にもらったものだったりするから、手放すなんてとんでもないって思っちゃうんだよね。
捨てるわけにいかないし、かといって普段の料理で活躍するわけでもない。
キッチンの限られたスペースをジワジワと圧迫してくるその姿を見るたびに、なんだかちょっと罪悪感みたいなものが胸をよぎるんだ。
「物を減らしてすっきり暮らしたい」
なんて雑誌やSNSで見かけるたびに、自分には無理だななんてため息をついちゃったりしてさ。
でも、それって本当にあなたのせいなのかな。
使わないなら捨てちゃえばいいのに、どうしても手放せない。
そのモヤモヤした気持ちを抱えたままでいるのは、案外すごく自然なことだったりするんだよね。
だって、その使っていない食器たちには、私たちが普段の忙しさの中ですっかり忘れてしまっている、大切な何かが眠っている気がするんだ。
実は、この「邪魔だけど捨てられないもの」には、私たちが忘れかけている驚きの意味が隠されています。
現代人は「エネルギー切れ」?民俗学にみる「ハレとケ」の本当の意味
毎日仕事や家事に追われて、なんだかぐったりしちゃうことって多いよね。
あれもこれもやらなきゃいけないのに、体が重くて動かない。
「私って、なんてダラダラしちゃってるんだろう……」
なんて、自分のことを責めたりしていませんか?
でもね、それってあなたが悪いわけじゃない。
昔の民俗学の言葉に、「ハレとケ」っていう考え方があるの。
毎日淡々と繰り返す日常のことを「ケ」って呼んで、その日常をずっと続けていくうちに、心や体のエネルギーがすり減って枯れちゃうことを「ケガレ(気枯れ)」って言ったりするんだ。
つまり、最近感じている息苦しさやしんどさって、サボっているわけじゃなくて、単に「エネルギー切れ」を起こしているだけなんだよね。
そう考えると、ここで冒頭の謎が解けてくるんだ。
キッチンでずっと場所をとっていた、あの使わない重箱や大皿。
あれって邪魔なガラクタなんかじゃなくて、昔の人たちが疲れた日常を充電するために使っていた「ハレの装置」そのものだったんだ。
特別な日や、お祭りのときに引っ張り出してきて、日常の疲れを吹き飛ばすための大切なスイッチ。
そう思ったら、あの食器たちがなんだか急に頼もしく見えてこない?
……ただ。
ここで一つ、思うわけ。
昔の人みたいに、村中でお祭り騒ぎをしたり、豪勢な宴会をしたりしてエネルギーをチャージするって、今の私たちのライフスタイルにはちょっとハードルが高いよね。
仕事でクタクタになって帰ってきて、いきなりお祭り気分になれって言われても正直困っちゃう。
じゃあ、現代を生きる私たちがその充電をするには、昔みたいなやり方以外に何か別の方法があるのかな。
それって、もしかしたらもっと静かで、もっと優しいものなんじゃないかって思うんだよね。
人間だって動物です。来るべき冬に備える「巣穴の最適化」という知恵
考えてみたらさ、私たち人間だって本来はただの動物なんだよね。
熊が冬眠の前にたっぷり食べて、巣穴をきれいに整えるみたいに。
人間の私たちにも、案外それに似た本能があるんじゃないかって思うんだ。
季節が巡るなかで、いきなり春の明るいエネルギーにはなれなくて。
夏のあとに秋が来て、そのあとにはちゃんと「冬」がやってくる。
さっき考えたサイクルで言うなら、「ケ(日常)」から「ケガレ(気枯れ)」を経て、エネルギーが枯れた状態での気分をそのまま引き受ける「キ(冬の期間)」があって、そのあとにゆっくり「キハレ」に向かっていく。
この「冬」の期間って、なんだか停滞しているみたいで焦っちゃうこともあるよね。
でも、それって悪いことじゃなくて、これから訪れる厳しい季節を乗り越えるために必要な時間なんだよ。
熊だって、冬眠の準備なしで冬を越せるわけないもんね。
私たちも同じで仕事の繁忙期とか、年末の慌ただしさとか、そういう「来るべき厳しい季節」に向けて、本能的にエネルギーを蓄えようとしているんだと思う。
そう考えると、この時期に小物の整理や片付けをしたくなるのって、すごく自然なことなんだよ。
ただ部屋をきれいにおしゃれに見せたいとか、そういう高い意識のためじゃなくて。
来たる厳しい季節を、なるべく最小限の力で、賢く生き抜くための「巣穴のインフラ整備」なんだって気づいたとき、なんだかすごく腑に落ちたんだよね。
大切な思い出は手放さない。今の暮らしを窮屈にしない「賢い冬ごもり」の方法
そう考えると、
「思い出の大切な食器だから絶対に捨てたくない」
っていう気持ちと、
「でも今のキッチンスペースをすっきりさせて快適に暮らしたい」
っていう矛盾した願いって、どちらも全然諦めなくていいんだよね。
どちらかを選ばなきゃいけないわけじゃなくて、両方とも大事にしていいんだって思えるだけで、心がふっと軽くなる。
ただ問題なのは、それをどこに置いておくかってこと。
今の限られた「巣穴」であるお部屋のなかに、出番の少ない重箱や大皿を無理に詰め込んじゃうと、それだけで窮屈になってまた息が詰まっちゃう。
だからこそ、手元にいつも置いておく必要はないけれど、大切な思い出やハレの道具を安全に、別の場所で預けておくっていう発想がすごく役立つんだ。
例えばダンボールに詰めてそのまま送るだけで、部屋の外に安全に保管しておける宅配型トランクルームの minikura みたいなサービスって、まさに現代の私たちの「賢い冬ごもり」の知恵なんじゃないかなって思う。
自分のお部屋のスペースを無理に削らなくても、大切なハレの道具をちゃーんと守っておける。
そうやって巣穴をすっきり整えておけば、これからやってくる忙しい季節や寒い冬も、身軽な気持ちで乗り越えていけそうな気がするよね。
もし、トランクルームって大げさかな、私の小さな荷物でも大丈夫かなって迷っているなら、こちらの記事もぜひのぞいてみてね。
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